/ 7 Jul. 2007 (Sat.) 「私は笑っている」
■自己解説。というのはおとといの日記のタイトル「わっ、血だ!」のことで、たぶん大半の方に通じてないんじゃないかと想像しますが、これは(これもまた)「よろしくー、ねっ!」と同様、「ゆーとぴあ」というお笑いコンビのギャグです。知らなければ(あるいはそこに思い至らなければ)日記の本文とはまったく結び付かないので、まあそれはそれでいいかなと思ってたんですが、よくよく考えると市川崑の『女王蜂』のくだりと結び付く可能性があるなあと思い、その誤解はなんだかいやだとこまかいことを考えての自己解説。
■さて、今日はとりたててまとまった話にもならず、手短に。言うまでもない七夕は、個人的には母の誕生日。
■朝起きてネットをチェックすると、笠木(泉)さんのブログに、そのおとといの日記に私が書いたことへの返信が載っていた。そのひとつ前の記事に笠木さんが、
■このブログを作ってくれた相馬くんにサイトリニュアルの提案をしている。しかし相馬くんはとても忙しい人だ。ゆっくり待つとしよう!
aplacetodie/ツイノスミカ » Blog Archive » よろしくね
と書いていたのを引用して、私は「あきらかに催促だ」と書いたのだけど、それに反応して今度は、
■相馬くん、違うのよ。別に「催促」というわけではないのです。私の中で相馬くんは「いつも終電近くまで働いている人」というイメージなのです。だからいつでもいいのですよ。ただ、忘れないでくれれば、いつか。そんな感じなんですよ。本当に。
aplacetodie/ツイノスミカ » Blog Archive » 相馬くん/宮沢さん/うすたくん
と書いてくれた。ここでうまく共有されなかったこれ、R・ヤコブソンのコミュニケーションモデルでいうと〈コンテクスト〉ってことになるのかな、それともこれは〈コード〉にあたるのか、まあそれはバーチャルな(ともかぎらないけど)コミュニケーションについてまわる困難ってことだけど、さらに返信しておくならば、この、「あきらかに催促だ」と書いている私は笑っているということだ。文章を書くとき、私はきっと笑っている。この日記はすべからく、そのように読んでもらえればさいわいである。なぜといって──もちろんすべて引用の織物のなかに生起するしかないのが言葉であるとはいえ、それは前提であって結論ではなく、喜ぶべきことであって悲観するような事態ではなく、「すべての言葉はつねに/すでに古い」ということはすなわち「すべての言葉はつねに/すでに新しい」ということと変わらないのだというその意味で──、〈言葉が生まれる〉ということはやっぱり、どうしたってうれしいことだからだ。
■いや、「手短に」と書いたのはそのときの、いつわらざる気持ちだったことはあらためて強調しておきたいけれども。
■で、先の返信につづけて笠木さんは「さて、私はこれから相馬くんに何の恩返しができるだろう?」とも書き、それからこう書く。
■私は特技がない女だ。これといって特徴もない。しいて言えばよく喋ることぐらいか。相馬くんの近くでひたすら喋り続けることは出来るがそんなことで彼を満足させられるとは思っていない。むしろうざがられるだろうな。・・・相馬くんは博識だから私のどうでもいい雑学など既に知っていることばかりと推測できる。うーん。
同上
まあ私は博識だが、それは置くとして、こう書かれるとさ、やっぱりその何かこう「笠木さんがもっているとされるでたらめな特技」のひとつも考えたくなるもので、朝まだ頭がぼんやりしてたのがかえってさいわいしたのかするするっと、「あ、うどんをさあ…」というふうに浮かんだのが、コメント欄に書いたこれだ。
立ち喰いで出されたうどんを全部つなげて、一本にしてから食べる
いや、ほんと、こないだ見せてもらいましたけどね、すごいんだこれが。指でね、こう、うどんをつなげてく。「熱っ、……熱っ」って言いながらだからべつに早技じゃないんだけどね、まあ、やってるうちに汁も冷めてくから、あれ、おいしくないんじゃないかなと思いながらね、見てました隣で。嘘ですけど。
■もうほんと、あとは手短にいくよ。
■昼間は買い物に出掛け、いろいろと買う。靴を買い、靴下を買い、フライパンを買い、扇風機を買った。あと買ってしまったのがカプチーノ(エスプレッソ)マシーンだが、このことについては(「あれ?もってなかったっけ、そういうの?」ということへの弁明も含めて)次回書こう。ではまた。
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