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Oct.
2012
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/ 31 Oct. 2012 (Wed.) 「犬よけアプリレビュアー」

「Dog Away Pro」。はたしてこのアイコンは凶暴化した犬のイメージなのか、はたまた超音波に苦しむ犬のイメージなのか。250円。 Dog Away Repeller Ultrasonic Whistle Pro+ - Flint Ltd

どうでもいいよとお思いのかたは(小笠原も含め)多いと想像するが、まずはきのうの「NoDog」について。

スライダーをいったん動かしてしまったが最後、ふたたびデフォルトの「20000Hz」の位置にこれを指で戻すのは至難の業である。

ときのうは書いたけれど、その後、一度アプリを終了させ(ホームボタン2度押し→アイコン長押しによる終了)、再度起ち上げるとデフォルトの 20000Hz に戻ることに気づいたので、そのことを補足させていただきたい。

そして、そんな「NoDog」の前にはいま、よりマッチョな装いに身を包んだ、なかなかに手強そうな競合アプリが現れたのだった。それが「Dog Away Repeller Ultrasonic Whistle Pro+」だ(右スクリーンショット)。アイコンの下に出る表示はつづめて「Dog Away Pro」。プロときたよ。プロ仕様のアプリだ。プロだったら犬ぐらい何とか自分で克服してもらえないだろうかと思わないでもないが、そりゃ、プロにだって「できない相談」というものはいくらもあるのが道理だろう。

「Dog Away Repeller Ultrasonic Whistle Pro+」は、野良犬や、攻撃的な犬を遠ざけておくための自己防衛アプリです。このユニークなアプリは、あなたと、野に放たれているあらゆる犬とのあいだに目に見えないシールドを生成します。このシールドは、人間の耳には聞こえないただの超高周波音ですが、犬にとっては極度に不快なものです。犬は危害を受けることなく、またあなたに危害を加えることもなく、この超音波から逃げ去ろうとするでしょう。
これは、犬にたいしてうまく禁止命令を仕込むときにも用いられるものです。
このアプリではさまざまな周波数を提供します。たいていは周波数が高いほど犬に与える抑止効果は高くなりますが、ある一点まで達すると人間の耳は超音波を検出できなくなります。すなわち、あなたに聞こえないほど、犬にとっては不快なのです。
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iPhone または iPad の音量を最大にしてください。最新世代のデバイスのほうが、スピーカーもより強力で改良されているため、よりよい効果を生みます。スピーカーを犬のほうに向けるようにしてください。
Dog Away Repeller Ultrasonic Whistle Pro+

いや、わたしはいつのまに「犬よけアプリレビュアー」になったのかって話だが、これも乗りかかった船だし、犬よけアプリのことだったら相馬に訊けと言われるまでになってやろうとさえいまは思っている。たえず犬よけアプリ界──わたしの知る範囲で、いま現在、世界に存在する犬よけアプリは3本だ──に目を配り、新たなアプリのリリースがあればすぐに伝えるいっぽう、定番と呼ばれるアプリについてもじゅうぶん掘り下げ、アプリごとのこまかな操作性のちがいや、思想のちがいを紹介していきたいと思う。ただ、肝心の実効性だけれども、そこはかわいそうなので犬では試さず、自分で聞くことにする。超音波、けっこう聞こえないという話だけれど、そこをなんとか聞くよ。相馬が不快そうな顔してるんだから犬だって不快だろうぐらいのことを、犬よけアプリレビュアーとしては言われてみたいものだ。
そして、犬よけアプリレビュアーとなってみてふと知るのが、「犬よけ」とはまったくことなる志向/嗜好グループに属しつつ、アプリの機能からするとひどく隣接してもいる、あるアプリ群の存在である。すなわちそれが「犬笛 (Dog Whistle) アプリ」たちであり、「Dog Away Pro」の紹介文でも触れられていたとおり、それらは犬に芸を仕込んだり、しつけをしたりといったときに用いるためのものである。で、そっちの犬笛アプリ界のほうは──たんに玉石混淆の類似アプリがたくさんあるって感じではあるけど──けっこう賑わってるんだよなあ。
ではいったい、「犬よけ」と「犬笛」とを分かつものは何なのか、そもそも両者は分かたれているのか、犬よけアプリレビュアーとしては次回ぜひそのあたりから考えていきたいと思うが、考えないかもしれないし、ぜんぜん考えない可能性はけっこう高いものの、ま、きょうはいったんこのへんで。
下は「Dog Away Pro」のプロモーション動画。〈世界のタイムラインから〉は一回お休み。

本日(31日)の電力自給率:39.7%(発電量:8.3kWh/消費量:20.9kWh)

本日の参照画像
(2012年11月 2日 08:46)

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