/ 24 Feb. 2014 (Mon.) 「初優勝」
表彰式後、トロフィーをかかげる奈良くるみ選手。うしろの観客席には空きが目立つが、屋根があって日陰になっているところが映ると、そこにはごそっといたりする。さらにこのあと、ナダル登場の男子決勝ではすっかり満席になっていた。
■まずは妻からの訂正事項。浅田真央選手のフリー演技は見ていた、とのこと。
「(見てると失敗する、という自前の経験則から)わたしは見ないほうがいい」と妻はもっぱら目を伏せるので、見届け役はわたしに回ってくる。
2014年2月22日付「早稲田へ / モリ / これが浅田真央です」
というこないだの記述にたいする訂正。たしかにそうして中継に臨んでいたのだが、そうやったところでのショートのあの結果だったから、もう関係がないのだと覚悟をきめ、フリーは生を見ていたとのことである。あと、どうやら相馬があまり風呂に入ってないらしいとも読める「風呂とインカム」については、なんでそんなことを書くのかとコメントをいただいた。
■未明。ソチは閉会式、リオは決勝。今日もソチをテレビで、リオを iPhoneで見る。
■リオ・オープンの女子シングルス決勝──クララ・ザコパロバ v. 奈良くるみ──は 2時ごろから。相手のザコパロバは世界ランク 35位で今大会の第1シードだ(奈良は 62位、第5シード)。とはいえザコパロバも本調子でない様子で(いや、知らないけど「本調子」を)、1セット目はいったん 0-5までいく展開。いつになく奈良が安定のキープをつづけ、相手のサービスゲームをもつれながらも連続ブレイク。第6ゲームでは奈良にセットポイントが 3度来て、こりゃベーグルか( 6-0のスコアでセットを取ることを「ベーグルを焼く」と言うのだそうだ)とも思われたものの、そこは取り切れずに 1-5。第7ゲームのサービング・フォー・ザ・セットも 40-0までいきつつ、追いつかれ、逆にブレイクポイントを握られるまでいっての、1-6セットアップ。
■ところでこの大会ではオンコート・コーチングが認められているらしく、セット間休憩のベンチには原田夏希コーチがやってきてアドバイスをおこなうのだが、そのベンチ付近に中継用の集音マイクがあるためにふたりの会話がまる聞こえだ。「最後のあれはどうした」「緊張です」「はあ!?」「キン・チョーですっ」「そんなのまだ早い!」といったいっそほほえましい口喧嘩も聞こえてくる。
■第2セットは一転ブレイク合戦になり、どうにか持ち直したらしいザコパロバが 6-4で取る。で、ファイナルセットもブレイク合戦の体ではじまるが、3ゲーム目から奈良が連取、けっきょく 1-6でマッチ、つまり優勝。きまった瞬間、奈良はラケットを放り出して拳をにぎった。
■ THE TENNIS DAILYの報じるところによるとザコパロバは(本人はそれを言い訳にはしていないものの)喘息の発作に苦しんでいたらしい。途中で一度泣き出してしまったシーンも手伝ってか iPhoneの画面からはもっと若いような印象を受けていたが 32歳で(ちょうどこの 2月24日が誕生日)、もう長いことトップ100位内(近年は 50位内)をキープする中堅選手だというザコパロバは、キャリアで 2度のツアー優勝をいずれも 2005年に飾って以降、今回を含めじつに 12回決勝の舞台にあがり、すべて準優勝なのだという。そうなのかあ。こりゃちょっと、ザコパロバのことも気になるというか、つまりその、かわいいよね、ザコパロバ。がんばっていただきたい。
■さて、くるみちゃんは今日付のランキングで一気に上げて 48位(準優勝のザコパロバも上げて 32位)。つぎは 3月5日からの BNPパリバ・オープン(カリフォルニア)かな、たぶん。
Cycled 1km • 5min • 23kcal.
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