/ 30 Apr. 2012 (Mon.) 「何も覚えていないのなら、書かなければいいのではないか」
■急に〈われに返る〉ようで申し訳ないが、いま、これを書いているのは5月31日なのであり、ほどなく6月1日になろうとするなか、なぜわたしはまるまるひと月前の日付の日記を書いているのか、自分でもよくわからなくなっているけれども、とにかく26日付の「六代目」を書いてはやめ、書いてはやめしてひどく時間がかかり──途中、なぜ六代目なんぞのことにこんなに時間をかけなくちゃいけないのかと少し腹立たしい気分にもなりつつ、しかし独演会をいっしょに聞きに行ったKさんに「(高座を聞いて)色々考えさせられたと言うのを、もう少し聞いてもいいですか?」と言われていたことにも応えるべく、当代小さんの高座にいまこちらが勝手に見いだしているかすかな希望のことをここできっちり言葉にまとめようと思うも、なかなかまとまらず、参照項をもとめて五代目、三代目、四代目の資料に遊ぶうちにいつしか〈夢は小さんをかけめぐる〉といったような案配になったのは更新した日記にあるとおりで──、その後の「南天襲名披露とエマニュエル」(28日付)、「母と上野へ」(29日付)もぜひとも文章にしておきたかったものだから順に書いていくうちに、気づけばこうして「4月30日」なるところに出てきてしまった。
■何も覚えていないのだ。
■お読みいただいているかたはご承知のとおり、ここのところの日記は「Day One」という日記アプリに入力しておいたメモ書きや、ツイッターでのつぶやきを併載/参照しつつ書いているのだけれど、鈴本演芸場に母を案内するというイベントを終えて力が抜けたものか、それらの記録がこの日はぱったりと止んで、ないのだった。ほかに頼りとなる電子的な〈外部記憶〉たち──たとえばiCalカレンダーの予定、送受信したメール、iPhoneのSMSでの会話、あるいは「Simplenote」というアプリで最近ちょこちょこ入力していたりする出金メモ等々──も、きれいさっぱりとゼロで(いや、受信メールがゼロってことはさすがにないけど、来たのはDMのたぐいのようなメールばかりで)、この日何をしていたかについて何ひとつヒントを与えてくれない。
■となれば残る頼りは妻だが、妻はいま、となりでゲームに夢中だ。鎧を着て、杖のようなものから炎をブオーッと出している。
■GW前半の最終日、わたしは家でぐずぐずしていたのではないかと思うのだ。
■本日(30日)の電力自給率:27.2%(発電量:6.1kWh/消費量:22.4kWh)。4月の自給率:51%(発電量:355kWh/消費量:696kWh)。
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