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Feb.
2018
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/ 3 Feb. 2018 (Sat.) 「渋谷へ行くなど」

ニボルに上に乗られる。

左からロビン、ポシュテ、ピー。2016年3月。

23:33
たべすぎた。

2日夜のこのツイートに未明、石原(裕也)君から「いいね」が付く。たべすぎたことのただの報告に「いいね」とは何がひとの琴線に触れるかわからないものだが、しかし一歩立ち止まってみるなら、ほんとうに言いたかったことは「いいね」ではないのかもしれないとも考えられる。〈この話題に「いいね」もヘンだけど、ボタンが「いいね」しかないから〉というよく起こりがちなアレで、とすると、石原君に「いいね」を押させたのはどのような感慨だったか。大食ぶりへの驚きか、暴食への心配か、自重を促す叱咤か。そのどれでもないとすれば、「たべすぎた」にたいして、あるいは石原君が投げかけたかったのは次のような言葉だったかもしれない。
 「よかったですね」。
あ、それ「いいね」か、ほぼ。と、以上ここまで、惰性で書いてしまったどうでもいい話。なお、たべすぎたのは「てんや」。

夜、渋谷「 Li-Po」にトークイベントを聞きに行く。イベントの名前が長いのだが、ちゃんと書くと「シブレキ〜渋谷文化事件調査委員会」の第4回で、「公園通り、道玄坂、宮益坂 坂と川、谷の街から生まれた都市型ポップミュージックとは?」という催し。トークゲストが牧村憲一さん、聞き手として宮沢(章夫)さんという、例の「牧村さんに聞く」シリーズの(場所を移しての)続編という恰好。ひと目に長いのでよく読んでなかったイベントタイトルをさっきちゃんと書き写してみて知るのは、「あんな」だったわりに、けっこうタイトルに沿ったハナシになってたんじゃないかということである。
荒井由実、ジャンジャン、労音といった話題から出発して、数多の脱線を挟みつつ、渋谷という土地の記憶と深層をめぐる話まで。途中、「いかに当時のユーミンが、同業者にとってもスター(ある種の希望の象徴)であったか」を示すものとして牧村さんが紹介したシュガーベイブの「 YUMIN'」( 1975年5月21日収録の FM東京の音源)など、貴重な音もいくつか。若かりしユーミンの、じつに軽やかな歌声を記録した「海を見ていた午後」(どういう音源だったか忘れた)もよかった。まあ、詳細レポートはわたしの任ではないので誰か(オフィシャル?)に期待するとして、検索で来るかもしれない人向けに少しは有益なことを書いておくなら、〈新宿から渋谷への流れ〉の話で宮沢さんが「これは前、文章に書いたんですけど」と言っていたのは、たぶん、早稲田の表象・メディア論学会が出している『表象・メディア研究』の第7号( 2016年度)に所収の、「渋谷が語るもの──『ユースカルチャー(=若者文化)』の行方──」という論文のことだと思う。それをどこでどう入手できるんだってことについてはよく知らないけど。
ところで知り合いの俳優、山本(圭祐)君のツイートだけれど、

@yamak1980: 今年の誕生日は教養が欲しいです
2018年2月3日 20:08

大場(みなみ)さんの「誕生日に手紙がほしい」というツイートに応えたばかりの身としては、ちょっと、山本君にも「教養」を贈らないといけないのではないかという気にさせられているのだ。最大の問題は、「教養」って何贈りゃいいんだってことだが、これはむずかしいよ。ブリタニカ国際百科事典とかか。あるのかいま、それ。いや、あったとしてすげー高いんじゃないか。はたまた、大正教養主義的な立場に立って岩波の漱石全集とか。いや、それはちょっとちがうような気がするし、やっぱり高い。となると何だ。諸橋大漢和も、文庫クセジュ全巻セット(そんなセットないと思うが)もどれもみな高くつくとすれば、「さすが教養」と言うよりほかない。いや、そういうんじゃなくてね、教養、何だろうなあ教養、と悩んでいる。

Walking: 2.3km • 2,785 steps • 29mins 51secs • 109 calories
Cycling: 1.1km • 5mins 8secs • 24 calories
Transport: 42.9km • 47mins 24secs
本日の参照画像
(2018年2月 4日 23:52)

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