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Feb.
2018
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/ 13 Feb. 2018 (Tue.) 「ところでまったく関係ないが」

ロビン。2016年9月。妻の膝の上にて。

ところでまったく関係ないが──という導入は、はたして日記としていかがなものか。その書き出しに続いて書きつけられるべき事柄は杓子定規に考えるならばそもそも〈わたし〉と何の関係もない事柄ということになる。時事の社会的・国際的なニュースなど、その遠さや大きさからわたし個人との直接的な結びつきを言うのがむずかしい事柄に触れるということはあるだろうが、しかし、それもまた基本的には〈日付〉という接合面によって日記との連関をもつことになるのが通例だ。〈わたし〉とも〈日付〉ともまったく関係ない何か? はたしてそんな事柄がここに書かれたとして、書かれた途端、日記に書かれるという当のそのことによってそれは〈わたし〉とも〈日付〉とも関わりをもってしまうことになる。そんな傲慢さが、日記というジャンル(非ジャンル?)の要諦ではある。
ところでまったく関係ないが、笠木(泉)さんと今度打ち合わせの名目で会うことになり、その打診がこないだあったのだけど、そのさい本題とは関係なく「何かいい落語の CD貸してー」とも頼まれた。それで「何があったかな」とぼんやり思う日々。持ってるようなつもりでいてそんなに持ってないんだよな、音源。聴かせたい、ということでいえば正蔵(先代)、右朝あたりがぱっと浮かぶ。あとはまあ、柳好(先々代。あ、先代の CDもあるな)、可楽(先代)、柳朝(先代)とか? それから若い頃の談志、とどのつまりの志ん生、馬生(先代)、米朝。あ、三代目の小さん( SPレコードの音源)とかもあるけど、どうすか?
オリンピックはそこそこ見ている。これは女子ジャンプを見終わってのつぶやきで、推敲してるうちにうっかり「面白いでしょツイート」のフォーマットに着地しているのが忸怩たる思いだが、まあ、ほんとに笑ったのだった。伝わるかなあ、ニュアンス。言っとくが、「ゆく年くる年か」は褒め言葉だ。

0:31
伊藤選手のインタビューから戻ってきた放送席の原田雅彦がいよいよ言葉に詰まり、しばし無音の放送が続いたあと、折しも雪の舞うジャンプ台を捉えた映像のなかで曽根アナが短い情景描写を決めたので笑ってしまった。「ゆく年くる年」か。

 あ、あれですね、渡部暁斗選手が銀メダルを獲得した男子ノルディック複合ノーマルヒルの中継の締めくくり、興奮気味の荻原健司氏が「ミスター・ナンバーツーの汚名返上、とはいきませんでしたが!」と言ったさいに、苦笑い気味に間髪入れず「ナンバーツーは汚名ではありませんね」と(どちらかというと荻原氏を)フォローしたのもこの曽根優アナですね。で、この荻原氏の発言について言えば開会式の折りの取材談話で渡部選手自身が「『ミスター・ナンバー2』を返上することが目標」と発言したらしいので、それを受けて口を衝いたものだろう。(談話の要約がどこまで正確かはわからないものの)渡部選手がただ「返上」としたものを、四字熟語の「汚名返上」に変換してしまった荻原氏の無意識を見事に(ほんとうに「間髪入れず」だった)フォローしてみせたかたち。

 ◇ナンバー2返上を
 渡部暁斗(ノルディック複合) いい調子で来られている。金メダルを取って、「ミスター・ナンバー2」を返上することが目標。
平昌五輪・談話(開会式):2018平昌(ピョンチャン)五輪・パラリンピック:時事ドットコム

『物語 岩波書店百年史 1』は少しだけ進む。『新版 合本 三太郎の日記』(角川選書)も届いた。

Walking: 3.3km • 4,639 steps • 49mins 49secs • 155 calories
Cycling: 2.6km • 15mins 14secs • 58 calories
Transport: 70.1km • 1hr 25mins 39secs
本日の参照画像
(2018年2月16日 15:00)

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