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Mar.
2018
Yellow

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/ 24 Mar. 2018 (Sat.) 「ロロを観て、ミクニヤナイハラを観る」

ロビン。2016年11月。

13:03
早稲田へ。まちがえて卒業式に出てしまわないよう気をつけたい。
13:09
で、もし出てしまったらどうするかだ。
13:14
卒業するか、しないか。
13:22
行けば学位もらえるものなのか、どうか。

車窓の陽光を浴びてくだらない連投をしつつ、早稲田(早稲田小劇場どらま館)にむかったのはロロの「いつ高」シリーズ最新作( vol.5)『いつだって窓際でぼくたち』を観るためだ。14時からの回。言っとくと、学位はもらえないと思う。勘だが。
会場で山本(健介)君や内田(智也)君に会う。内田君すげーひさしぶり。『いつだって窓際でぼくたち』はうん、まあ、そうですね、劇中の彼ら四人──群青、将門、シューマイ、モツ──には今後、大いに見習っていきたいと思います。
高校演劇のフォーマットに即した「いつ高」は上演時間が 1時間くらいのものなので 15時過ぎには劇場をあとにし、それで次が吉祥寺で 18時からのミクニヤナイハラプロジェクト『曖昧な犬』なのだが、何かをするにはちょっと半端な時間が、加えて半端な時間帯に空くことになった。まことに勝手なことを言うけれども、トリコロールケーキの公演がなあ、中野あたりで 16時ぐらいから、4、50分くらいでやっててくれりゃあなあと心底。
『曖昧な犬』。アッと思わせられたのは終幕の場面、劇中においてずっと擬似的に閉じ込められていた四角い監視空間のなかから、三人の男たちがやおら「コンビニに行こう」と言い出して外へ〈出ていく〉のだが、男たちが舞台上から消えていった直後にふたたび、スクリーンに男たちが監視空間のなかにいる映像が──ここにおいて完全に、「いつ」の映像なのかが不明になった状態で──映し出されることによって、むしろ街へと消えていった男たちは、ここではじめて──あるいはこの瞬間を舞台内時間の循環的原初として──監視空間へと〈入っていった〉ように見えた。監視空間に外部などなく、街こそが監視空間であるというそのことはひどく絶望的だが、しかしとても腑に落ちたのだった。
吉祥寺シアターでは山本(圭祐)君、今野(裕一郎)君、橋本(和加子)さんらに会う。山本君に例の「教養問題」(今年の誕生日プレゼントには「教養」がほしいとツイートしていた山本君に、いったい何をあげたらいいのか問題)について、わたしがひとりで勝手に盛り上がり、いろいろ考えているところだと話すと、「ほんとすか、くださいよ。本とかじゃだめですからね、読みませんよ」ときっぱり言われたのだった。くじかれたなあ、出鼻。

Walking: 4.5km • 6,560 steps • 1hr 12mins 48secs • 213 calories
Cycling: 2km • 8mins 12secs • 43 calories
Transport: 63.6km • 1hr 29mins 22secs
本日の参照画像
(2018年4月 3日 11:49)

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