/ 8 Oct. 2018 (Mon.) 「ブエノスアイレス 2日目」
- 12:20
- 日記を更新。7日付「大塚君の『たしかに』には気をつけろ」。
- 23:20
- 勝てないねえ、デマに。
- 24:09
- これはちょっとセラーノのファンになるね。よく勝った。
- 26:08
- やりましたっ、内藤祐希。そしてビスマンも勝ってる。イガは余裕。
■やーりました、内藤祐希。ユースオリンピック@ブエノスアイレスで第1シードのワン・シユを 7-6(3) 7-5で下し、1回戦を突破。内藤はこれがケガ明けの復帰戦で、ケガでランキングを落としていなければシードを得ていた可能性も高いいわゆる「迷惑ノーシード」であることを思えば、そこまでの番狂わせでもない側面はあるのだけれど、同時に第2シードのリャン・エンシュオもまたダニラ・ビスマンに敗れたため、第1、第2シードが揃って初戦敗退というその波乱の構図のほうへとニュースの語り口はどうしたって収斂させられる。なにせワン・シユは先日、WTAのウーハンで、けっきょく敗れはしたもののカサキナとフルセットを戦ったばかりだし、それに、もうすっかりプロサーキットばかりを回るようになっているワンは、WTAランキングを 180位まで上昇させてもいる存在だ。
■さいわいにも試合がセンターコート(コート1)に組まれたためライブ中継があり、ひさびさに映像付きで内藤の試合をたっぷりと見た。ワン・シユがどうも、クレーコートに終始ノリきれずにいたという印象も少なからずあったものの、内藤のいくつかのサービスゲームは中継の実況アナウンサーを思わず興奮させるに足る力強いもので、だからこそ、いっぽうでは「なぜこのサービスゲームをブレーク後にできないか(笑)」というフラストレーションが溜まりもする試合展開。ライブスコアでは何度も見てきた、「キープできねえなー」の実相を映像付きでまじまじと見る思いであり、ゆえに、こまかいことは抜きに、とにかく最終的に「勝った」ということこそが大きい。これを「事実上の決勝」と呼ぶにはまだ強豪(ワン・シンユーとか、「大本命」イガとか)がひしめくが、これを勝ったからにはとりあえず、イガと当たるだろう準決勝まではぜひとも行ってほしいのだった。
■もうひとり日本から女子シングルスに出場している佐藤南帆は、対戦成績が 0勝4敗(すべて今年)のビクトリヤ・デマとまたもや当たり、そしてあえなく 5敗目を喫する。相性とはこれのことかというくらいに勝てないのだった。実力的には少なく見積もっても「拮抗」しているはずの──かつ、内藤と比べたときに「実力どおりの結果」を安定して出すイメージのある──佐藤が、デマにばかりはどうもだめだ。
■中継のあるセンターコートには、いればアルゼンチンの選手の試合が最優先で組まれるようで、今日も第一試合は地元アルゼンチンのマリア・ルーデス・カールと、コロンビアのマリア・カメリア・オソリオ・セラーノとの対戦が割り当てられた。ふたりは今大会、ダブルスのパートナー同士でもあるのだが、これがオソリオにはなかなかむずかしい試合となる。完全アウェーの状況のなか、「実力どおりならセラーノが勝つ」という力関係もむしろオソリオにはプレッシャーとして働くかっこうになり、強気に攻め立てるカールに何度も流れは行きかけるが、そこをなんとかしのいでオソリオが辛勝。ちょっとオソリオのファンになった。
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