/ 7 Feb. 2008 (Thu.) 「その後も日々、落語」
■いったい誰が読むんだよという渾身の(でもないけど)「居残り佐平次考」はきのうの日記に。
■その後も毎夜、手持ちのビデオライブラリーから落語を聞く日々がつづき、5日は先代・金原亭馬生の「笠碁」と「目黒のさんま」、6日は古今亭志ん生で「風呂敷」、7日は古今亭志ん朝の「抜け雀」。ちなみにいずれも妻と見た。
■志ん朝のビデオで、これまでにいちばん回数を見たものが「抜け雀」だ。絶品だということももちろんあるが、ひとつには、これのいわば「完コピ」を、高校三年の文化祭でやったのだった。繰り返し見て、文字に起こし、覚えた。マクラの冒頭、それこそ雑談風のところだけカットして、あとはすっかりそのままをやった。志ん朝があの間とテンポでやって40分強のものだから、素人がやって一時間弱にのびた。私が演劇部内で組んでいた漫才コンビがあり、それはそこそこ人気を得ていたから、「第一部」で漫才をやって人を集めておいて、「第二部」が落語だ。まったく何を考えているのかと思うが、はじまってすぐに席を立った者らを除き、記憶では50人弱ぐらいの人数がその一時間を付き合ってくれた。いちばんの山場(「そうなんです、鼻の評判はいいんです。目がもひとつなんです」)もなかなか手応えがあったと自身では記憶しているが、気のせいかもしれない。
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