/ 20 May. 2009 (Wed.) 「猫たちのあたらしい玩具」
■例の「鯖風邪」だけれども、じつはまだ抜けきらずにいるのだった。最後の最後に咳の症状が出た。それももうだいぶよくて、いよいよ、今度こそ治りかけであるとわたしはぜひとも宣言したい。そうしたわけでいま、通勤時にはマスクをしているのだったが、それ、予防じゃなくて、わたし自身が咳をしているからである。それにしても鯖風邪は厄介だった。巷に流行る豚インフルエンザよりもことによると厄介なのではないかと思えるが──なにしろ鯖だけにね──、でまあ、なんだよその鯖ってのはよという話に立ち返るならばそれは、ついに熱の出る気配のないのがいっそ解せないところの、地味に長く苦しい風邪のことなのだった。って、ちょっとまてよ。ん? 結核かこれ?(──で、その後、病院へ行き、胸部レントゲンを撮ってもらって、結核や肺炎といったたぐいのものではないだろうという診断を受けました。2009.5.22 13:19追記)
■写真はこれ、猫用のおもちゃである。左の、「PIG」のほうのそれを、もうかれこれ五、六年前に、義姉のみえさんからもらったんじゃなかったか。以来、それはわが家の猫たちの根強い支持を得つづけてきて──というのはこれ、マタタビが調合してあるらしいのだが──、床に放置してあるそれを時折噛んだり、枕にしたりしながら、年を経て、さすがにもうマタタビもいい加減薄れているんじゃないかと予想されるなかをなお飽かずに、皆、舌でブタの顔をびしょびしょになるまで舐め、でまあ、ずっと床に放ってあるそれはしばらく前からちょっとどうかというほどに真っ黒になってしまっていたが、そこへ来てポシュテが加わり、がんがんに噛むから、ついにブタの顔が破けて中の綿のようなものが出てきたのだった。そこまでいってなお、にわかに捨てる踏ん切りが付かなかったのはつまりペットショップなどで同じ商品を目にすることがなかったからだが、でもまあ「さすがにいよいよ」なことになっているのでついにそれをゴミ箱に入れ、ネットにたよると、さいわいにも同じものを扱っている店が見つかった(商品名は「フィンガーファミリー」)。で、はじめて目にする「MONKEY」のそれとひとつずつ、注文しておいたものがきょう届く。
■こちら、真新しい「MONKEY」で存分に楽しむロビンさん(13歳)である。人並みの嗅覚をもつとも噂されるピー(7歳)はしばらくそれに気づかず、晩になってそろそろと近づいては顔を擦りつけるが、いっぽうポシュテ(8ヶ月)は、「またべつの遊び方をしている」と妻の報告。はげしいらしい。
■17日は、『トゥルー・クライム』(クリント・イーストウッド監督・主演、1999年。これも16日のトークイベントで話題にのぼった)と、『トウキョウソナタ』(黒沢清監督、2008年)をDVDで妻と。18日の夜は会社に泊まり、19日は『目撃』(クリント・イーストウッド監督・主演、1997年)をDVDでこれも妻と見た。今週末はいよいよ観に行けるだろうか、『グラン・トリノ』。
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