/ 1 Apr. 2017 (Sat.) 「トレーシーの死なない『女王陛下』」
■ 3月下旬の日記はごっそり割愛。それで一気に、エイプリルフールであるところの本日。
■だからって嘘ではないのだが、じつをいってわたし、ずーっといままで──まずロードショーを観のがしたあと、リリース直後にブルーレイを買ってもあったのだけど、にもかかわらず──、『スペクター』 を見ていなかったのである。で、今日やっと見て、そしてびっくりしている。
■まずこれは前作『スカイフォール』を劇場で観た直後に、日記に書いた一節。
■というわけでここまで結末部分のネタバレには踏み込まずに書いてきたけれど、だからまあ、あのラストシーンを堪能し、こりゃ次作、クレイグ=ボンドはついに堂々と「スペクター」と戦う──もしくは、次作においていよいよ「スペクターの誕生」が描かれる──のではないかと期待するところのわたしである。
2012年12月7日付「『スカイフォール』を観る」
で、二年後の 2014年12月、次回作のタイトル『スペクター』がまんまと発表されたわけだが、さらに、その報を受けてのわたしのツイートがこれだった。そう、『スペクター』は、(わたしがいまやっと見たというだけでみなさんはすでにご存知のとおり、)このわたしの予想/夢想どおりの映画だったのである。それに先立つ関連ツイートも併せて載せておくが、つまり 3つ目のツイートね。
きゃー。来年11月公開の007新作、タイトルは『SPECTRE』(スペクター)だって! http://jamesbond007news.com/2014/12/04/bond24-title-is-spectre-2/
2014年12月4日 22:20「車椅子の人?」と妻。ブロフェルドといえば、なぜか妻のなかでは『ユア・アイズ・オンリー』のそれらしい。
2014年12月4日 22:49もう何作かのち、ついに、ラストでブロフェルドにトレーシーを殺されない『女王陛下の007』を作ってシリーズ完結、ってのは?
2014年12月4日 22:55
■とにかく屈強な敵のサブキャラクター、雪山の頂にある療養施設、同業者の娘であるボンドガール、(ほんとうに東京でロケしたのかは知らないけど)いちおう出てくる日本、列車内での格闘、ボンドガールが敵アジトで着せられるチャイナ風ドレス、エトセトラエトセトラ……という具合に過去作のスペクターをすべてなぞった上で、ラストはほんとうに、〈トレーシーが死なないままエンドロールを迎える『女王陛下』〉なのだった。こりゃすげえ。
■途中からいっしょに見ていた妻はというと、終盤、ブロフェルドが足を負傷した場面で「あ、これで車椅子か!」と言い、あくまでも車椅子姿のブロフェルドにこだわりを見せる。あと、その手前、スペクターの拠点が大爆発を起こしてブロフェルドが巻き込まれた(であろう)シーンでは、「あ、これでハゲになるの?」とかも言ってた。(いずれの予想もハズレ。ただまあ、車椅子でこそないものの、形勢逆転されてからのブロフェルドは『ユア・アイズ・オンリー』ぽくもあり、ブロフェルドもまた多面=多作的。)
■まあ、とにかく楽しい映画だったのであり、そしてびっくりしたという報告。
Transport: 16km • 16mins 51secs
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