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2018
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/ 8 Feb. 2018 (Thu.) 「バックナンバーを注文」

ロビン。2016年8月。

おとといの日記には紅野謙介さんの名をちょっとだけ出したが、そうなるとワンセットで、わたしのなかにもうひとつ浮かぶ名前が金子明雄さんだ。丸々二十年ちかく前の成城大学で、ゼミ担だった石原千秋(「さん」はいいのね? 付けなくて、ほんとに)がサバティカルで一年間休んだその年に、学部の講義のほうを肩代わりしたのが金子先生だった(というふうに思い出すが、記憶違いがあったら申し訳ない)。明治末から大正にかけ、近代日本文学が〈メディア〉として駆動しはじめるその現場々々──岩野泡鳴とか、日陰茶屋事件周辺とか、島崎藤村とかだっけ──を扱った金子先生の授業はとても面白く、その後のわたしの興味関心に多大な影響を与えているもののひとつである。いまは立教大学の教授であるらしい。
てなわけで、最近は何か書いてないかなーとひさびさにその名前を検索して知る 2016年の論文はこんなタイトル。「〈文壇〉のハッピーバースデイ──ディスプレイとしての花袋・秋声誕生五十年祝賀会──」。
 ね? いったいどんなハナシなのかにわかには想像がつかないものの、面白そうでしょ? いまはなき(すでに 2016年いっぱいで休刊した)岩波の雑誌『文学』の、2016年5・6月号に掲載されたものだそうで、その号の特集は「文壇のアルケオロジー」。横文字が使われているが(でもって、そのことでもちろん「フーコー的な意味での」という含意があるわけだが)「文壇の考古学」ってことですね。
 いま「文壇」と言われればそこそこ興味の湧くところで、何より金子さんの書いたものが読みたかったから、岩波書店のサイトの案内に従い、メールでバックナンバーを注文する。
夜に出した注文メールに翌朝すぐ返信があり、在庫があるから送るとのこと(送料を含めた支払いは、それに同封の郵便振替用紙で、という手順)。連休中に読めるだろうか。

Walking: 3.1km • 4,593 steps • 50mins 25secs • 145 calories
Cycling: 2.6km • 13mins 7secs • 57 calories
Transport: 70.4km • 1hr 34mins 46secs
本日の参照画像
(2018年2月10日 08:20)

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